まとめ/解説

ソフトバンク/ワイモバイルの5G/4G対応周波数帯(バンド)まとめ・解説

ソフトバンク/ワイモバイルの5G/4G(LTE)対応周波数帯(バンド)のまとめや解説。SIMフリーPC購入時には要チェック。

5G/4G(LTE)とは?

ここではSIMフリーPCを利用する上で大切な、データ通信のための通信規格や対応周波数について解説します。

ソフトバンク/ワイモバイルにおいて、現在主にモバイルデータ通信を行うために用いられてる通信規格には「5G」「4G(LTE)」の2種類が存在します。

「5G」は最新の通信規格。現在利用範囲が広がりつつあり、高速で大容量、低遅延、多数同時接続の通信が可能になります。段々とSIMフリーPCにも導入され始めています。

「4G(LTE)」は今現在最も一般的な通信規格。LTEと4Gはほぼ同義で、SIMフリーPCを購入する上では快適な通信環境を得るためにも4G(LTE)の周波数帯をチェックすることは重要です。

4G(LTE)は更に2種類にわかれ、Band 1~32をFDD-LTE、Band 34~44をTD-LTEと呼びますが、日本においては主にFDD-LTEが用いられています。

ワイモバイルやソフトバンク系MVNO(格安SIM)はソフトバンク回線を利用しているので、周波数帯は同じものを使います。

ワイモバイルの他、ソフトバンク系格安SIMはLINEモバイル、mineo(Sプラン)など。

自分の住んでいる地域はどうなんだ、という人は公式サイトでサービスエリアが確認できます。→サービスエリア | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

 

ここからは各通信規格の対応している周波数帯について解説していきます。

周波数とは、数値が低いほど障害物に強く広いエリアで使われます。数値が高いほど障害物に弱く特定のエリアにしか対応していませんが、その分対応していれば高速な通信が可能となります。

ソフトバンク/ワイモバイルの5G対応周波数帯一覧・解説

周波数帯周波数備考
Sub-6
n773.9~4.0GHzソフトバンクの5G主要周波数帯
n78を内包している
ミリ波n25729.1GHz~29.5GHz5Gの真価を発揮する周波数帯

5Gの周波数帯は主に、Sub-6とミリ波に分類されます。ソフトバンク/ワイモバイルでは、Sub-6としてn77、ミリ波としてn257が割り当てられています。

基本的な5G通信にはSub-6が対応し、更に高速な通信を行うにはSub-6に加えてミリ波に対応していることが求められます。

5Gを実現するネットワーク技術 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

n77(4.0~4.1GHz)

端末スペックに
記載されている対応周波数
ソフトバンク回線で
利用の可否
n77n78
利用できる
利用できる
利用できない
利用できない

Sub-6と呼ばれ、ソフトバンクにおける5Gの主要周波数帯です。

端末がn77に対応していれば5Gを利用することができます。5Gを利用したいならばn77に対応していることは必須です。

なお、n78という周波数帯が存在するのですが、n78はドコモとauのみ利用可能で、ソフトバンクは割り当てられていません。

端末がn78対応、n77非対応だった場合、n78に対応していないソフトバンクでは利用できません。複雑でわかりにくい部分です。

n257(29.1GHz~29.5GHz)

ミリ波と呼ばれる周波数帯です。

5Gが最終的に目指している「高速で大容量」「低遅延」「多数同時接続」を可能にするために必要な周波数帯です。

高周波数なため障害物に非常に弱く、今まで利用されませんでしたが、快適な通信環境を得るために利用されることなりました。

障害物に弱いということは広い地域でまんべんなく対応させることは難しいため、都心部などの主要地点を中心に対応されることでしょう。

ソフトバンク/ワイモバイルの4G/LTE対応周波数帯(バンド)一覧・解説

Band周波数備考
12.1GHz主要周波数帯
31.7GHz主要周波数帯
8900MHz主要なプラチナバンド
111.5GHz特に必要なし
28700MHz主要ではないけどプラチナバンド
412.5GHzSoftbank Airなどで利用
423.5GHzキャリアアグリケーションに利用

これらの周波数帯の中で最も重視すべきものは、Band 1/3/8になります。

以下、各周波数帯を簡単に解説します。

Band 1(2.1GHz)

ソフトバンクの主要周波数帯のひとつ。他キャリアなどでも利用されており、通信を行う上で必須です。

Band 3(1.7GHz)

ソフトバンクの主要周波数帯のひとつ。Band 1の次に重要という位置です。

Band 8(900MHz)

ソフトバンクの主要周波数帯のひとつ。プラチナバンドと呼ばれています。

障害物に強く、プラチナバンドに対応していることでより快適な通信が可能となります。周波数が低いので、建物内や山間部などで電波が回り込んで拾いやすくなります。

プラチナバンド/プラチナバンド LTEにより何が変わりますか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク

Band 11(1.5GHz)

特に対応してなくても気にしなくて大丈夫です。

Band 28(700MHz)

日本国内で一部の地域で運用されている周波数帯。周波数帯が低く、主要ではないがこちらもプラチナバンドです。

Band 41(2.5GHz)

Softbank Air他、Wi-Fiルーターなどで利用されています。

Band 42(3.5GHz)

キャリアアグリケーションを用いる上で必要になる周波数帯。

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端末を購入する際は自分の住んでいる地域、これから住むかもしれない地域、旅行、などなどを考えてきちんと対応周波数帯を確認しましょう。

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