Lenovoの12.5型ノートパソコン「ThinkPad X280」が対応している4G LTE周波数とスペックをまとめています。X270との比較なども行っています。
LTEモジュールが選択可能に
LTEモジュールが搭載可能になりました!カスタマイズの「WWAN」の項目でWWAN対応を選びましょう。
時期によっては選べない場合、値段が異なる場合もあるかもしれないので構成ページで要確認です。
直販モデルでは「パフォーマンス」「プレミアム」など様々な構成が用意されていますが、カスタマイズ前の画面ではWWANが搭載できるか分からないようになっています。カスタマイズ前の画面で「WWANなし」と表示されていても大抵は搭載できます。
非常に面倒ですが、カスタマイズ画面でWWANが搭載できるかを確認しましょう。しかしながら、構成によってはWWANが選択できない可能性があります。その場合は構成を見直してみましょう。
4G LTE対応周波数
LTE Band | docomo | au | softbank | ThinkPad X280 |
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
3 | ○ | ○ | ○ | |
8 | ○ | ○ | ||
18 | ○ | ○ | ||
19 | ○ | ○ | ||
26 | ○ | ○ | ||
28 | ○ | ○ | ○ | ○ |
41 | ○ | ○ |
基本的に、docomo系SIMを挿して利用したい場合はBand 1/3/19/21、au系SIMはBand 1/18、softbank系SIMはBand 1/3/8に対応していれば、よほどの田舎でない限り使用中に圏外になることはないと思います。
ThinkPad X280は
搭載できるSIMカード
対応SIMカードは「nanoSIM」です。標準SIMやmicroSIMは利用できません。
搭載されているLTEモジュールについて
LenovoのLTE対応ノートパソコンに搭載されているLTEモジュールは、Fibocom製の「L850-GL」になります。
Fibocom L850-GLのスペックは以下の通り。対応周波数帯のみ書きだしているので、その他詳細が知りたい人はFibocomのページをご覧ください。
LTE FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B21/B26/B28/B29/B30/B66
LTE TDD:B38/B39/B40/B41
WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8
ThinkPad X280スペック
初期導入済OS | Windows 10 Home 64bit |
プロセッサー | 第8世代 、第7世代 インテルCore プロセッサー |
最大メモリー容量 | 最大16GB(PC4-19200 DDR4 SDRAM) |
HDDタイプ | 最大1TB SSD(さらに高速なNVMe 選択可能) |
光学ドライブタイプ | なし |
ビデオ・チップ | CPU内蔵(インテル UHD グラフィックス 620) CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 620) |
ディスプレイ | LED バックライト付 12.5型 FHD IPS液晶 (1920 x 1080)マルチタッチ対応(10点)、光沢なし |
LED バックライト付 12.5型 FHD IPS液晶 (1920 x 1080)、光沢なし | |
LED バックライト付 12.5型 HD TN液晶 (1366 x 768)、光沢なし | |
インターフェース(ポート) | HDMI x 1、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック イーサネット拡張コネクター2 x 1、ドッキングコネクター x 1 (USB Type C x 2&イーサネット拡張コネクター2と兼用) |
インターフェース(USBポート) | USB 3.0 x 2(内、Powered USB 3.0 x 1) USB Type-C x 2(DC-in、Video-out機能付き(内、Thunderbolt3 x 1)) |
ワイヤレス | インテル Dual Band Wireless-AC 8265 ac/a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth v4.1 |
内蔵カメラ | カメラなし HD 720p カメラ 、ThinkShutter付 HD 720p カメラ+IRカメラ |
カードスロット | スマートカードリーダー(カスタマイズによる選択) microSDメディアカードリーダー(標準搭載) |
指紋センサー | 搭載可能(カスタマイズによる選択) |
ポインティング・デバイス | TrackPoint+ThinkPadクリックパッド |
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) | 約 307.7 x 209.8 x 17.4mm FHD No-Touch 約 307.7 x 209.8 x 17.8mm FHD No-Touch以外 |
質量(バッテリー・パック、を含む) | 約 1.13kg~ FHD No-Touch 約 1.26kg~ HD No-Touch 約 1.27kg~ FHD Touch |
バッテリー・パック | 6セル リチウムイオンバッテリー (固定式) |
バッテリー駆動時間 | 最大 約15.8時間 |
SIMサイズ | nanoSIM |
ThinkPad X280は12.5型ビジネス向けモバイルノートPCです。狭額縁というわけではないので若干スタイリッシュさに欠けますが。
主に営業などで取引先での商談時、移動中に作業を行うことが多い仕事の従事者向けに最適なモデルとしてラインナップされています。
最上位モデルではCPUにCore i7-8650U、メモリ最大16GBを搭載可能。
カスタマイズによって異なりますが、最軽量モデルだと約1.13kgと軽量で、厚みは17.4mmという薄さ。最軽量モデルにしたいのなら液晶ディスプレイをFHD(タッチなし)にする必要があります。FHD(タッチなし)を選ぶと天板がカーボン素材となるため軽量化します。
有線LANポートはついていないので、別売りのドングル(イーサネット拡張コネクタ)が必要です。前面のカメラには、使わない場合にカメラ部分を隠しておける「ThinkShutter」というスライドカバーがあるものも選べるのですが、こちらにすると顔認証のためのIRカメラが搭載されません。
バッテリー駆動時間は約15,8時間。また、高速充電に対応しており1時間で80%の充電が可能・・・と記載されているのですが、これはACアダプタを45Wではなく65Wを選ばなければ高速充電ができないので注意。
インターフェースには1つがThunderbolt 3に対応したUSB Type-C×2、Powered USB 3.0を1個含むUSB 3.0×2、HDMI×1を搭載。別売りのThinkPad USB Type-CドックをつなげることでDisplay Port、HDMI、USB、ギガビットイーサネット、マイクジャック、セキュリティーキーホールなどを生やすことができます。これにより有線LAN接続をしたり、モニタを接続したり、他モバイル機器に給電するなどが可能。
他、別売りのThinkPadドッキングステーションも似たようなことが可能。こちらはThinkPadを載せるだけで接続できます。
他の4G LTEに対応しているThinkPadシリーズについては【5G/4G(LTE)対応「Lenovo ThinkPadシリーズ」対応周波数・スペック比較/まとめ】をご覧ください!
ThinkPad X280ははこんな人にオススメ!
- 【社内では】外付けディスプレイに接続してデスクワークする人
- 【社外では】日々高頻度で持ち歩いて、出先のカフェなどでも仕事に利用する人
ThinkPad X280とThinkPad X270を比較
ThinkPad X280 | ThinkPad X270 | |
プロセッサ | 第7世代 or 第8世代インテルCore | 第7世代インテルCore |
サイズ(最薄モデル) | 約307.7 x 209.8 x 17.4mm | 約305.5 × 208.5 × 20.3mm |
重量(最軽量モデル) | 約1.13kg~ | 約1.32kg~ |
インターフェース | USB Type-C x 2(1つはThunderbolt 3対応) HDMI x 1 USB 3.0 x 2 (内、Powered USBx1) | USB Type-C x 1 HDMI x 1 USB 3.0 x 2 (内、Powered USBx1) 有線LANポート |
バッテリー駆動時間(最大) | 約15.8時間 | 約11時間 |
Think Pad X270と比べX280は、最軽量モデルでの重さが約1.32kg→1.13kg、厚みが20.3mm→17.4mmとなりました。
また大きい違いとして、X280のUSB Type-Cは1つがThunderbolt 3に対応しています。
X280にないものとして、X270には有線LANポートが搭載されています。X280で有線LAN接続したい場合にはドングル(イーサネット拡張コネクタ)が必要となるので注意。
他の4G LTEに対応しているThinkPadシリーズについては【5G/4G(LTE)対応「Lenovo ThinkPadシリーズ」対応周波数・スペック比較/まとめ】をご覧ください!
ThinkPad X280で搭載できるCPUについて
ThinkPad X280は以下の6つのCPUのどれかを搭載しています。選んだモデルによっては一部のCPUを選択できないようになっています。
プロセッサ | 動作周波数 | TB利用時の 動作周波数 | コア数 スレッド数 |
Core i7-8650U | 1.9GHz | 4.2GHz | 4コア 8スレッド |
Core i7-8550U | 1.8GHz | 4.0GHz | 4コア 8スレッド |
Core i5-8350U | 1.7GHz | 3.6GHz | 4コア 8スレッド |
Core i5-8250U | 1.6GHz | 3.4GHz | 4コア 8スレッド |
Core i5-7300U | 2.6GHz | 3.5GHz | 2コア 4スレッド |
Core i3-8130U | 2.2GHz | 3.4GHz | 2コア 4スレッド |
Core i3-7130U | 2.7GHz | - | 2コア 4スレッド |
動作周波数やコア数/スレッド数は、多いほど性能がいいですが、その分値段も高くなります。
Core i5-8350U、Core i7-8550Uあたりが良さそうです。CPUをグレードアップするかどうかは自分の財布と相談してください。
ThinkPad X280のメモリについて
ThinkPad X280のメモリは8GBまたは16GBです。
メモリはオンボード(ノートパソコンの基盤に直接はんだ付け)なので、後からメモリを増設したり交換することが一切できません。注文時にメモリを増やすようにしましょう。
ThinkPad X280のSSDについて
ThinkPad X280はM.2 SSDを搭載しています。最大で512GBのM.2 SSDを搭載できます。
ThinkPad X280を購入
Lenovo直販ではフルカスタマイズができ、ある程度の範囲で好きな構成で購入することが可能です。
ほぼ常にクーポンが配信されており、クーポンを適用することでどこよりも安く購入できます。
レノボ公式オンラインストアは注文金額にかかわらず日本全国送料無料です。
ThinkPad X280の購入はLenovo公式オンラインストアから!