マイクロソフト「Surface Go 2」「Surface Pro X」スペック比較。LTEモデルもあります。
「Surface Go 2」「Surface Pro X」スペック比較
Surfaceシリーズはマイクロソフト社の2in1タブレットです。
タブレット部分のみ販売されており、キーボードは別売りとなっています。キーボードを装着することでノートパソコンのようにつかえる2in1仕様となっています。
「Surface Go 2」は2020年5月12日、「Surface Pro X」は2020年1月14日に発売、2020年10月に新モデルが発表されました。
Surface Goシリーズは比較的安価で、スペック低めのモデル。Surface Proシリーズは少し高めで、画面が大きいなどスペックがその分高くなっているモデルとなっています。
「Surface Go 2」にはWi-FiモデルとLTEモデルが存在します。「Surface Pro X」はすべてLTEに対応しています。
スペックの違い・比較
Surface Go 2 | Surface Pro X | ||
Wi-Fiモデル | LTEモデル | ||
発売日 | 2020年5月12日 | 2020年1月14日 2020年10月13日 |
|
CPU | Intel Pentium Gold 4425Y | Intel Core m3-8100Y | Microsoft SQ1 Microsoft SQ2 |
ディスプレイ | 10.5インチ 解像度: 1920 x 1280 10点マルチタッチ |
13インチ 解像度: 2880 x 1920 10点マルチタッチ |
|
メモリ/ストレージ | 4GB/eMMC 64GB 8GB/SSD 128GB |
8GB/SSD 128GB | 8GB/SSD 128GB 8GB/SSD 256GB 16GB/SSD 256GB 16GB/SSD 512GB |
フロントカメラ | Windows Hello 顔認証 500万画素 |
Windows Hello 顔認証 500万画素 |
|
リアカメラ | 800万画素 | 1000万画素 | |
インターフェース | USB Type-C×1 3.5 mm ヘッドフォン ジャック |
USB Type-C×2 | |
IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(WI-Fi 5) | ||
SIMカード | - | nanoSIM | nanoSIM eSIM |
NFC | ○ | ✕ | |
バッテリー駆動時間 | 約10時間 | 約13時間 | |
重さ | 544 g | 553g | 774g |
サイズ | 245 mm x 175 mm x 8.3 mm | 287 mm x 208 mm x 7.3 mm | |
本体価格(税込) microsoft直販価格 |
6万5780円 8万5580円 |
10万7580円 | 14万2780円~ |
対応キーボードカバー | Surface Go Type Cover | Surface Pro X キーボード |
プロセッサの違い
それぞれ、搭載しているプロセッサが異なります。
機種名 | プロセッサ | 動作周波数 | TB利用時の 動作周波数 |
コア数 スレッド数 |
Surface Go 2 (Wi-Fiモデル) |
Intel Pentium Gold 4425Y | 1.70 GHz | - | 2コア 4スレッド |
Surface Go 2 (LTEモデル) |
Intel Core m3-8100Y | 1.10 GHz | 3.40 GHz | 2コア 4スレッド |
Suface Pro X | Microsoft SQ1 | 3.0 GHz | - | 8コア スレッド数不明 |
Microsoft SQ2 | 不明 | 不明 | 不明 |
Surface Go 2においては、Wi-Fiモデルには Intel Pentium Gold 4425Y、LTEモデルにはIntel Core m3-8100Yが搭載されています。
Suface Pro Xに搭載されているMicrosoft SQ1/Microsoft SQ2は特殊で、スマートフォンによく搭載されているSnapdragonを開発しているクアルコムとの共同開発によるプロセッサです。
機種名 | プロセッサ | Geekbench 5 シングルコアスコア |
Geekbench 5 マルチコアスコア |
Surface Go 2 (Wi-Fiモデル) |
Intel Pentium Gold 4425Y | 400前後 | 950前後 |
Surface Go 2 (LTEモデル) |
Intel Core m3-8100Y | 700~800 | 1500~1600 |
Suface Pro X | Microsoft SQ1 | 750前後 | 2500~3000 |
Microsoft SQ2 | 不明 | 不明 |
パソコン用のIntel CPUと、今回専用に開発されたMicrosoft SQ1では正直単純に比較しづらいためベンチマークサイトのスコアを参考にしています。
- Geekbench 5による「Surface Go 2(Wi-Fiモデル)」のベンチマークスコア
- Geekbench 5による「Surface Go 2(LTEモデル)」のベンチマークスコア
- Geekbench 5による「Suface Pro X」のベンチマークスコア (Microsoft SQ1モデル)
また、Surface Pro Xに搭載されているMicrosoft SQ1はマイクロソフト独自CPUなので、インテルのCPUだと問題なく起動できるアプリやソフトが起動できない可能性あります。
以下に書いてあることが何のことだか分からず、不安や怖さを感じたらSurface Pro Xを買うのはやめといたほうがいいかもしれません。
なおこちらについては、x64アプリのエミュレーションのサポートを11月より提供予定というニュースも出ているため、提供されれば64ビットアプリも動作可能になるでしょう。
ARM ベースの Windows 10 Pc (Surface Pro X など) では、アプリケーションの動作が異なります。次のような制限があります。
- ハードウェア、ゲーム、アプリのドライバーは、Windows 10 ARM ベースの PC 向けに設計されている場合にのみ機能します。 詳しい情報については、ハードウェアの製造元、またはドライバーを開発した組織に確認してください。 ドライバーは、ハードウェアデバイスと通信するソフトウェアプログラムであり、ウイルス対策ソフトウェアとマルウェア対策ソフトウェア、印刷または PDF ソフトウェア、支援技術、CD と DVD のユーティリティ、および仮想化ソフトウェアで一般的に使用されています。 ドライバーが機能しない場合は、そのドライバーに依存するアプリまたはハードウェアは動作しません (少なくとも完全ではありません)。 周辺機器とデバイスは、依存するドライバーが Windows 10 に組み込まれている場合、またはハードウェアの開発者がデバイス用の ARM64 ドライバーをリリースした場合にのみ機能します。
- 64 ビット (x64) のアプリは動作しません。 64ビット (ARM64) アプリ、32ビット (ARM32) アプリ、または32ビット (x86) アプリが必要です。 通常は、32ビット (x86) バージョンのアプリが見つかりますが、一部のアプリ開発者は、64ビット (x64) アプリのみを提供します。
- 一部のゲームは動作しません。 ゲームとアプリは、1.1 よりも大きいバージョンの OpenGL を使用している場合、または Windows 10 ARM ベースの Pc 向けに作成されていない "" クイック実行 "ドライバーに依存している場合には動作しません。 ゲームのパブリッシャーに問い合わせて、ゲームが機能するかどうかを確認します。
- Windows エクスペリエンスをカスタマイズするアプリに問題が発生する可能性があります。 これには、入力方式エディター (Ime)、支援技術、クラウドストレージアプリなどがあります。 アプリを開発する組織は、アプリが Windows 10 ARM ベースの PC で動作するかどうかを決定します。
- 一部のサードパーティ製ウイルス対策ソフトウェアをインストールできません。 Windows 10 ARM ベースの PC でサードパーティ製のウイルス対策ソフトウェアをインストールすることはできません。 ただし、windows セキュリティは、Windows 10 デバイスでサポートされている有効期間の安全性を維持するのに役立ちます。
- Windows Fax とスキャンは使用できません。 この機能は、Windows 10 ARM ベースの PC では使用できません。
ディスプレイサイズの違い
Surface Go 2は約10.5インチ、解像度は1920×1280です。
Surface Pro Xは約13インチ、解像度は2880×1920です。
どちらもタッチパネルに対応しています。
メモリ/ストレージの違い
ストレージはeMMCドライブ 64GBもしくはSSD 128GB/256GB/512GBが搭載されています。
eMMCドライブとは、SSDよりもコンパクトで消費電力が少なく、安価なノートパソコンなどによく組み込まれているストレージです。
SSDと比べると読み込み・書き込み速度が遅く、HDDよりは早いという感じです。
Surface Go 2(Wi-Fiモデル)は、メモリ4GB/eMMC 64GBもしくはメモリ8GB/SSD 128GBの2つが販売されています。
Surface Go 2(LTEモデル)は、メモリ8GB/SSD 128GBのみが販売されています。
Surface Pro Xは4種類あり、メモリ8GB/SSD 128GB、メモリ8GB/SSD 256GB、メモリ16GB/SSD 256GB、メモリ16GB/SSD 512GBから選択できます。
インターフェース、NFCの違い
Surface Go 2には、USB Type-Cが1つと、3.5mmヘッドホンジャックが搭載されています。NFCは搭載されています。
Surface Pro Xには、USB Type-Cが2つ搭載されており、ヘッドホンジャックは搭載されていません。NFCは搭載されていません。
搭載SIMの違い、対応周波数について
Surface Go 2には、Wi-FiモデルとLTEモデルが存在し、LTEモデルにはSIMスロットが搭載されています。
LTEモデルならば、nanoSIMが1枚搭載可能です。
Surface Pro XはすべてのモデルがLTEに対応しており、SIMスロットも搭載されています。
nanoSIMが1枚と、eSIMに対応しています。
LTE Band | docomo | au | softbank | Surfaceシリーズ |
1 | ○ | ○ | ○ | ○ |
3 | ○ | ○ | ○ | ○ |
8 | ○ | ○ | ||
19 | ○ | ○ | ||
26 | ○ | ○ | ||
28 | ○ | ○ | ○ | ○ |
41 | ○ | ○ | ○ |
上記は、LTEに対応している場合の対応周波数になります。SIMを契約する際に確認が必要です。
基本的に、docomo系SIMを挿して利用したい場合はBand 1/3/19/21、au系SIMはBand 1/18、softbank系SIMはBand 1/3/8に対応していれば、よほどの田舎でない限り使用中に圏外になることはないと思います。
Band 18には対応していませんが、Band 26が18を内包しているので特に気にしなくて大丈夫です。Band 21も地方都市向けの補助的周波数なので深刻に気にする必要はありません。
対応しているWi-Fiの違い
Surface Go 2は、無線LANの最新規格であるIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6)に対応しています。
多数のデバイスが接続されているネットワーク上でも、高速で信頼性の高い通信が可能です。
IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6)について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
- 初心者向け 次世代Wi-Fi規格“Wi-Fi 6”とは? Happy Wi-Fi Life - エレコム株式会社 - エレコム株式会社
- 5G時代の高速Wi-Fi規格 「Wi-Fi 6」とは? | バッファロー
Surface Pro Xは、IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(WI-Fi 5)に対応しています。
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Surfaceシリーズは、マイクロソフト公式ストアの他、ビックカメラやAmazonでも販売されています。